ペットが亡くなった際にするべきこと

大切なペットが亡くなった時、飼い主であるお客様も大変ショックを受けておいでだと思います。特に初めてペットが亡くなってしまった飼い主の方は何を行えばいいのかわからないとおっしゃいます。まず落ち着いて心を鎮めてください。ここでは何を行うべきか順番にお伝えさせていただきます。

死亡確認を行いましょう

確実な方法としては獣医さんなど専門家に確認してもらうことが一番確実な方法となります。しかし自身、またはご家族で確認する場合の最低限これだけは行なって欲しい確認方法をお伝えします。
１.呼吸の確認・・・ペットのお腹の部分を注視し呼吸の有無を確認してください。
２.心音、脈拍の確認・・・ペットの胸に手、耳を当て心音の有無を確認してください。
３.目の反光反射の確認・・・目に光を当て瞳孔の変化の有無を確認してください。
全ての項目で反応がなければペットが亡くなっている可能性が高いでしょう。

葬儀までにペットにしてあげること

１・まずペットのサイズに合った段ボールなどを用意しタオルやタオルケットなどを敷き詰めてください。その上に優しくペットを寝かせます。
２・ペットは亡くなると大体２〜３時間で死後硬直が始まります。手足をピンと伸ばした不自然な状態になるのを防ぐために、早めに足を自然な角度に曲げてあげてください。無理に曲げる必要はありません。あくまで自然に曲げてあげてください。
３・特に犬や猫は死後時間の経過とともに、体液が漏れてきます。体液が漏れてくるのを防ぐために、鼻や口、お尻にガーゼやティッシュ、脱脂綿を詰めておきましょう。涼しい季節であればお腹を中心に保冷剤等で冷やしなるべく涼しい部屋で安置を行ってあげてください。暖かい季節であれば遺体が腐敗するのを防ぐために必ず冷房が効いた部屋で安置し、お腹を中心に保冷剤等で冷やし、時間を見て保冷剤の交換を行い、遺体の温度を下げてください。

供養の方法について

1.自宅の庭に埋葬し供養する
自宅に庭があればそちらに埋葬することができます。ペットの大きさに応じて掘る深さが変わりますがかなり深く掘ってください。遺体からの匂いを嗅ぎつけて動物が掘り起こしたり遺体を傷つけられる可能性があります。また日当たりが悪い場所であればお骨に変わる速度がかなり遅くなってしまいます。元々骨化には数カ月かかるので日当たりが良いところを選んであげてください。
庭への埋葬は持ち家に限りますし、将来引っ越しとなれば新たに問題が出てきますので考えて決めてください。

2.火葬して供養する

火葬の種類について

1.ペット霊園などに持ち込み火葬を行う
2.訪問型のペット火葬に依頼し自宅周辺で火葬を行う　訪問ペット火葬について詳しくはこちらまで

3.公共施設に持ち込み火葬を行う
この３種類があります。それぞれメリットデメリットがありますのでご案内します

霊園でのペット火葬のメリット、デメリット

メリット
１・大型犬（４０kg以上）、大型のペットも火葬できる
２・火葬から納骨まで行うことが可能
３・天候に左右されず火葬を行うことができる
デメリット
１・施設まで移動しなければならない
２・時間的な制約がある場合がある（家族全員で見送る希望がある際、夜もしくは深夜に対応していない施設が比較的多い）
３・立会する人数の上限がある場合が多い

訪問ペット火葬のメリット、デメリット

メリット
１・自宅まで来てくれて、自宅周辺で火葬するので思い出が詰まったお家や場所の周辺で最後のお別れができる
２・施設に移動する必要がないためご高齢の方やお体が不自由な方でも安心して供養ができる
３・２４時間対応の会社が多いため葬儀の時間の自由度が広い
４・葬儀に参加される人数の制約がないため家族や親戚またご近所の方も見送ることができる
デメリット
１・大型犬（40kg以上）、大型のペットなどは対応できない場合がある
２・納骨、埋葬はご自身で行わなくてはならない場合がある
３・天候などにより火葬できない場合がある。（台風など）

公共施設のメリット、デメリット

メリット
１・低価格であるということ。１０００〜４０００円程度で火葬ができる
デメリット
１.火葬の立ち会いはできない
２.返骨はないためお骨が手元に返ってこない
名古屋市であれば八事斎場が公共の火葬場となります。各地域にも必ずありますので費用を抑えたい方はそちらへ依頼してください。
健康福祉局 八事霊園・斎場管理事務所斎場係
電話番号：052-832-1750
ファックス番号：052-832-7759
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供養を行うことにより一区切りついたとおっしゃられる方も沢山います。ペットロスに対しても効果があると言われていますので最後のお別れはみなさん悔いのないように選んであげてください。